更新日2017/06/30 この記事は約 3 分で読めます。

親の残した空き家の活用法!それでも揉める相続!一番得するのは誰?

うち

空き家のまま放置している実家はありませんか?

空き家の活用は所有者の義務!
ご近所さんにも大きな迷惑をかけています。

今、誰も暮らしていない親の持ち家が社会問題になっています。

そんな問題に直面した時にどうするべきか?

少しずつお話ししていきます。

空き家活用をパターン別に見る

親が入院した場合

高齢になった親が入院する。
介護のために老人ホームに入所する。

そういう時期が来ることは可能性としては高いです。

いざ、入院したら治療費を、介護老人ホームに入所するのにもお金がかかります。

そうなった時、主をなくした家はどう活用したらいいでしょうか?

例えば、

・賃貸にして家賃収入を得る

・売却処分してお金を得る

といった方法があります。

親が亡くなった

相続税

親が亡くなり、実家を相続したとします。

ですが、相続税のかかるほどの遺産ではなかった。
といった理由で、実家を放置していませんか?

これが問題になっているのです。

遺産相続の手続きの「相続登記」を放置している人があまりにも多すぎます。

この場合の活用法は、先に紹介したものとかぶりますが、

・賃貸にして家賃収入を得る

・売却処分してお金を得る

・誰かが住む

といった方法も付け加えられます。

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空き家になった実家を具体的にどうする?

子どもの誰かが住むという勇気

親だって財産を残してやりたい。
そう思ってはいました。

ですが、相続財産のほとんどが、親の所有していた不動産だけだった。
というパターン、多いです。

ですが、子どもの誰かが親の家に住むことで、他の相続人(兄弟、姉妹など)から不平、不満が出て来ます。

ですから、早い段階で遺産分割の話しをしておくことが大事です。

いざ、親が亡くなったら、

「親の面倒を見てきたのは自分だから」

と主張してきます。

遺産相続トラブルでやってはいけないこと

相続税

共有名義

不動産は相続人で分けようにも、そのままでは分けることは出来ませんよね。

じゃあ、兄弟(姉妹)で「共有名義」にしておけば?
といった話しも出てくるかと思いますが、これがトラブルの元凶になるんです。

共有をしないで遺産分割するには、他の相続人に対して「代償分割」をするという方法があります。

「代償分割」とは、親の持ち家(実家)を誰かが相続した場合、その差額をお金で代償するという方法です。

実はここにも問題が。

家を相続したから、他の兄弟(姉妹)に代償分割しなければならないけれど、支払うお金などない、といったケースが多いのです。

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親の土地建物は相続税評価ではグレーゾーン

親の持ち家である土地建物の不動産評価に関しては、実はあやふやな点が多いです。

相続税評価が実際の評価とは、かなり異なっていることもありますし、不動産の価格は景気に大きく左右されます。

だから、

「3.000万円と思って相続したら、実際は1.000万円の価値しかなかった」

「兄が相続した実家、相続評価の2倍になってる」

なんて、こともあるのです。

まとめ

親が残した実家は、住む、貸す、売るの3パターンの活用法があります。

ですが、どれをとっても問題は生じます。

やはり、親が元気なうちに、相続に関しては協力してもらいましょう。

そして、自分も多くの情報を集めて、相続に関して強くなりましょう。