最初に言っちゃゃいます。
結論 どうやらみんな結構書いているようだ
ここしばらくの「終活ブーム」で、遺言書を書く人は確実に増えています。
死亡者数も増えていますが、遺言書も書く人も増えています。
公証役場で作った遺言書に関して言えば、なんと20年前の2倍。
20年前は5万件でしたが、2014年には10万件を突破しています。
ということで、みんな結構書いているのです。
遺言書にまつわる知っておかないとマズイこと
遺言書は、家では開けない
「あ、こんなところにおじいちゃんの遺言書が!」
遺品の整理をしていたら引き出しから遺言書が出て来たなんて、ドラマにありそうな場面ですよね。
そんな時、ビリビリって封筒を破って開けたくなるのが人情ってものです。
でもチョット待って下さい!
遺言書をみつけたら開けないで!
なぜなら「遺言の検認」を家庭裁判所でしてもらった方がいいからです。
昨年は、全国の家庭裁判所で1万6千件が遺言の検認手続きを受けています。
検認手続きをしたからと言って有効になるとは限りません。
改ざん防止が主な目的だからです。
公証役場で作った遺言は、全国どこでもみられる
公証役場で遺言を作っていたとしても、どこの公証役場で作ったかわからないと、手も足も出ませんよね。
でもご安心を。
公証役場で作った遺言は、どこの公証役場でも見られるのです。
平成元年から「遺言公正証書検索システム」というものができています。
どこでも見られるからと言って、誰でも見られるという訳でわありません。
亡くなる前は本人、亡くっなった後は利害関係者しか見られません
手書きの遺言書も増えている
手書きの遺言書が増えているのかどうかは、実際の数はわかりませんが、先ほど出てきた、家庭裁判所の検認手続きの件数を見るとわかります。
1985年は3000件くらいしかなかったのが、2013年には16000円を超しています。
20年間の間に約五倍になったという計算です。
遺言は、さっさと書いて、すっきりしよう
面倒くさいことはさっさとやっつけて、身軽になって余生を楽しみませんか?
そう考えると、相続について考えて遺言を書くのも悪い話ではないのでは?
残す側も貰う側もどうしても言い出しづらいことです。
腰も上がりづらい事です。
でも、いつかは誰もが必ず直面する相続。
自分の人生を振り返り、どう遺される人たちに自分の思いを伝えていくか?
黙っていても伝わりません。
わかるように伝えるためには、専門家の手助けを借りるのが手っ取り早いかもしれません。
そして、自分の死んだ後のことに筋道がついてスッキリしたら、後は自分のやりたいことをどんどん心置き無くできますよね!
結構みんな書いているということがわかれば、じゃああたしも、俺も、という気持ちになります。
思い立ったが吉日。
実際、遺言書を専門家の力を借りて書いた人の感想は、つきものがとれたようにすっきりしたという人が多いそうです。
今年の年末、あなたも書いてみませんか?
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