テレビや友達の話を聞いて、せっせと生前贈与しているあなた!
「これで完璧!」と思っているかもしれませんが、それで本当に大丈夫?
その代表的なものとして「名義預金」があげられます。
でも、いろいろ税務署の査察で引っかかっているケースがままあるのです。
じゃあ、うちの「名義預金」大丈夫か?大丈夫じゃないか?わからない!
そんなあなたのために、チェックリスト、作ってみました!
本当にそれってセーフ??名義預金チェックリスト!
子供名義の預金だから大丈夫
「名義は子供なんだから、税務署にとやかく言われる筋合いはないわ。」
おっと、まだまだつめが甘いです。
チェックポイント1 銀行口座の届出印、自分名義と子供名義の印鑑、一緒じゃない?
あなたの口座の印鑑と一緒じゃないですか?
通帳を子供に渡していたとしても、肝心の印鑑が親の手元にあっては、名義預金と思われてもいたし方ありません。
成人式や就職、結婚などの人生の節目に、通帳と印鑑、子供に渡して管理させましょう。
チェックポイント2 子供には内緒で「暦年贈与」していない?
「うちの子、お金があるってわかったら、嬉しくて使っちゃうと思うのよ。
だから、贈与しているけど、知らせてないの、うふ」
親は上げました、子供は受け取りました、という意思確認が必要です。
さらには、誰が見てもわかるように、本当は契約書があればベストです。
チェックポイント3 毎年同じ時期に110万円振り込んでいない?
「連年贈与」とみなされることもあります。
たとえば、110万円を10年間毎年お年玉のように同じ時期に上げていると、そもそも1100万円あるものを分割払いしているだけじゃないか?と突っ込まれる可能性があります。
ですので、なるべくバラけた時期に振り込むのがベストです。
チェックポイント3 振り込み手数料もったいないからって、現金で渡していない?
この場合かかる手数料は、無駄金ではありません。
振込みをしてお金をとられても、それは、証拠を残すという役割を果たす、生きたお金です。
損して得取れです。
それももったいないというあなた!いまどきネット銀行は手数料無料がいくらでもあるので、それを利用しないてはありません。
ただし、ネット銀行はドライですから、利用している金額、貯金している金額やローンを組んでいるなどだと振り込み手数料が何回も無料になりますが、残高なし、取引なしだと月一回になることも。
調査官に正々堂々と「贈与していました!」といえる生前贈与をしよう
後ろめたいことは何もありません。
「いつ、これだけの金額を、この人に贈与していました!」と正々堂々と証拠を残すことが大事です。
突っ込みどころを少なくすることも大事です。
そのためのコストは惜しんじゃいけません。
もし、あなたが生きている間に節約できたとしても、子供たちが追徴課税されたら、元の木阿弥じゃありませんか?
よく勉強して、よく確かめて、よく計画して、生前贈与をしていきたいですね!