いつかは必ず訪れる「相続」。
絶対に避けて通れない「相続」。
そんな相続ですが、もらえる側は、何がもらえたら一番うれしいと思っているかあなたはご存知ですか?
第二位は、株(上場しているもの)。
第三位は、土地(更地)。
第四位で、不動産(マンション・アパート)。
第五位で、個人の会社の株式。
と続きます。
現金に近いものが、上位なのです。
なぜ現金がいいか?
簡単に分けられるからです。
普通に財産を分けるならまだしも、個人の会社、つまり会社を継がせる「持ち株会社」の相続は、
親子の利害以外にも対外的なものが絡んできて、普通の相続より複雑です。
だからこそ、前もって話し合い、コミュニケーションが必要なのです。
(それが難しいのが現実ですが・・・)
渡す側も、受け取る側も賢い相続の仕方
個人会社の場合、どう相続するのがいいのか?
家業を継がせ、そして自社株を譲るとなれば、今度はいかにうまく事業と株式を譲渡、遺贈するかです。
自分の会社の株価ですから、ある意味安くなるタイミングが予測できるのです。
安くなったタイミングが分かるので、そのタイミングで贈与することをお勧めします。
しかし、そもそも継がせるかどうか?もよくよく考えてください。
あなたもご存知のように、今の日本の経済の状況は過渡期です。
テクノロジーの発達によって、20年後、今ある職業で必要な人材は半減するといわれています。
家業を子供に継がせたたことで、子供が食いっぱぐれることを、あなたは望みますか?
「昨日の常識」は「今日の非常識」なのです。
でも、年を重ねれば重ねるほど、その「常識」にしばられるもの。
それは致し方ないことではあります。
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土地
先祖代々の土地だからって、切り売りするなんてとんでもない!と思っていませんか?
でも、そのために今を生きている自分の生活を犠牲し、苦しんでいる子孫を見たら、ご先祖様も悲しむのでは?
子供である子孫も、ただ手をこまねいていないで、自分なりの土地の活用法や、今までと違う方法を模索するなどの勉強が必要です。
その時代で、その人にとって、価値観は違う
違う価値観を押し付けることが、トラブルの元になります。
諸行無常の響きあり
そうです、無常なのです。
ずっと同じでいられるものなんて、ないんです。
いつも同じものなんて、この世の中に存在しません。
ですので、会社も、土地も、その時代時代にあった、その人その人の価値観にあった、相続する人がハッピーになるような相続がいいのです。
既存の考えに縛られすぎると、親子ともに不幸になります。
子供の幸せを望まない親なんてこの世に存在しません。
相続したもので、子供たちが悶え苦しむのは、亡くなったご先祖様だって浮かばれないと思いませんか?
世間的なものも大事ですが、そのために家の中がめちゃくちゃになっては本末転倒です。
まずは、どうするべきが専門家の力を借りて勉強して、親や子供と第三者である専門家が仲介してもらうことでまとまることもあるのです。