相続って、前もって勉強している人って、案外いないです。
必要に駆られて、本を読んでみたり、ネットで情報を探してみたり、専門家に相談してみたり・・。
いずれにせよ、基礎の基礎は知っておきたいですよね。
話をするにも、本を読むにも「漢字だらけで意味がわからない!お手上げ!」なんてことは往々にしてあることです。
まず、基礎の基礎、控除のことを一緒に見て生きましょう?
そもそも控除って何??
「控えて、除く」それが控除です。
でもいったい、何を「控えて除く」のでしょう?か
相続したもの(現金・不動産等)のここまでは税金がかかりませんよ=非課税ですよというラインが「基礎控除」で区切られています。
なんで、課税・非課税のラインが引かれているのでしょうか?
相続は、いわばもらったもの。
ですので、これだけお金を持っているんだから、それだけ相続財産があるんだから、お金あるんだから、税金払ってよ、という考えに基づいてます。
ですので、日本人の95%は相続税とは無縁でした、2015年の相続税法改正までは・・・。
知っとかないとマズイ!相続税の基礎控除の基本!
2015年からの相続税の控除は、こうなっています。
相続人の数に拠るもの 600万円@人
例を挙げます。
相続人は奥さんと子供2人です。
ですので、
奥さんと子供二人
3000万円+1800万(3人分)=4800万円
ということは、子供が多ければ多いほど非課税枠が増えるということですね。
ちなみに、基礎控除を計算するときに、実際にその人が受け取ろうが受け取るまいが、計算は変わりません。
例えば、子供は子供二人が何にも貰わなくても、奥さんには4800万円の控除枠があるわけです。
控除枠内であれば、相続税は一銭もかかりません。
越した金額に対して、何パーセントかけられるわけです。
例えば、10万円ほど基礎控除をオーバーしてしまった・・その場合の税率は10%
つまり、1万円ということです。
ちょっと安心できましたか?
ちなみに2015年以前(増税前)は・・。
増税したとなれば、その前がどれほどお得だったかを知りたくなるのが人情というもの。
増税前は、どれほどお得だったんでしょうか?
一人当たり1000万円
だったんです。
先ほどの【例1】でいえば。。
5000万円+3000万円(3人分)=8000万円
基礎控除が、半分近くに下がってしまったわけです
そのため、10%の人が納税しなくてはならなくなったのです。
この数字には地域格差があり、東京23区では、家を持っていればそれなりの価格です。
なんと、23区では25%の人が課税対象になるといわれています。
25%といえば、4人に一人・・・大変な数字ですね。
いままでは、預貯金等も含めてかからなかったのが、23区内で家を持っているがために課税されるということになっています。
その対策として、生前贈与をしておくなどの方法があります。
先手必勝、専門家に相談するのが手っ取り早いです!
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